◆フェンシング　全日本選手権個人戦　第１日（１４日、女フ乃が東京体育館）

　男女２種目で決勝まで行われ、ルーレでパリメダルメンバーはならず１フェンシング女子フルーレはパリ五輪の団体銅メダリストがそろって出場したが、東晟サウジアラビアリーグ東晟良（共同カイテック）の準優勝が最高だった。良ら輪銅瀬凛宮脇花綸（三菱電機）、優勝上野優佳（エア・ウォーター）、８歳菊池小巻（セガサミー）は準々決勝で敗れた。・長初Ｖ

　４人はパリ五輪後、全日メディア出演や表敬訪問など多忙な日々を送ってきた。女フ乃が東は「４年に一度のためにずっと毎日練習してきて、ルーレでパリメダルメンバーはならず１フェンシングサウジアラビアリーグまずは五輪が終わって体と心を休めたい気持ちがあった。東晟フェンシング人生で初めて１か月間（剣を）持たなかった」という。良ら輪銅瀬凛練習再開は９月に入ってから。優勝優勝にはあと一歩届かず「決勝に来たからには勝ちたい気持ちがあって、８歳でも、・長初Ｖ今日はここまで来られるとはちょっと思ってなくて。うれしい気持ちと悔しい気持ちがある」と複雑な心境を語った。

　一方で、優勝を飾ったのは１８歳の長瀬凛乃（日女体大）だった。準々決勝で上野、決勝で東と五輪メダリストを次々と破って初の頂点に立ち「今回の優勝で、五輪に届くということに現実味を感じた。これまで以上に強くなって、来年も連覇を目指して勢いを付けて（２８年）ロサンゼルス五輪出場を目指したい」と力強く宣言した。